1 ライトルームで撮影した画像を保存する

 カメラで撮影した画像を、SDカードやCFカードからパソコンに保存する作業があります。


この画像を保存して、作品づくりを行い、永久に作品としてデジタルデータを管理するためのノウハウをまとめます。



画像データをパソコンに保存する簡単な操作手順


☆1 保存作業

 

  1. メモリーカードをパソコンに指す。
  2. 自動で起動するライトルームの「読み込み画面」で、右下の「読み込み」ボタンを押す。
  3. 棒グラフの「読み込み」と「プレビュー作成」が完了したら、メモリーカードを引き抜く。

たった、これだけの作業です。

 

 

上記手順の詳細な手順


 一度、設定をきちんとして「読み込み」をすると、次回から同様の設定で上記の簡単な手順で作業は終わります。

 しかし、うまくいかないときは、以下の手順を全部確認してみてください。


1)メモリーカードを指す

  1. カメラからメモリーカードを抜き取ります。
  2. パソコンのカードリーダー(メモリカード読み込み装置)にメモリーカードを指します。


2)ライトルームで読み込む


  1. 通常、ライトルームが自動的に起動します。起動しない時は、ライトルームのアイコンをダブルクリック。
  2. 左上メニューの「ファイル」>「ビデオと写真を読み込み」
  3. 左端の「ソースを選択」は自動的に、メモリカードになる。ソースとは、保存するデータがある場所のことです。
  4. 上の真ん中に、読み込むモードがあり「コピー」になっていることを確認します。
  5. 上の右端の「保存先」が、「D: 名前」になっていることを確認します。
  6. 右列の写真データフォルダ「名前」(例) data_Photo )が白くなり選択されていることを確認します。
  7. 真ん中の列に、写真画像が沢山表示されており、チェックマークがついています。一度読み込んだ写真は、チェックが外れた状態になり、重複して読み込めないようになっています。
  8. 最後に、右下の「読み込み」ボタンを押します。


3)読み込み開始後から完了まで

  1. 画面の左上に棒グラフが出ます。すべてが、完了するまで待ちます。パソコンの性能によりますが、64GBだと30分以上かかります。
  2. 読み込みの棒グラフが最後まで進むと、読み込みは完了です。メモリーカードは、自動的に「解除」され、パソコンからひっこ抜いても良い状態になります。
  3. 「読み込み」が完了すると、自動的に「プレビュー画像」を作成し始め、棒グラフが終わるまで1枚当たり2-5秒程かかり、すべての画像が処理されます。


1、2、3の作業を確実に行うと、パソコンのD:ドライブの「data_Photo」フォルダにRAWデータ(JPEGも)が保存されます。


※RAWデータは、1枚あたり20-40MBあります。


画像データのバックアップの方法


 通常は、「オリジナル」だけを現像に使い、バックアップは保存ディスクが壊れた時や人為的にデータを消してしまったときに復旧用に使います。毎週1回程度、バックアップソフトを使って新たに更新した分だけをコピーします。※バックアップソフトをつかい、Windowsのバックアップ機能は使いません。


 バックアップしないと、オリジナルデータを間違って消してしまった時に、復旧できません。


  • バックアップのバックアップは、オリジナルが壊れたとき、復旧するときにバックアップを消してしまった時に使うためのものです。データが壊れたのを復旧する際に、間違ってバックアップも消してしまうことがよくあります!)
  • 保存ディスクは、いつ壊れて膨大なデータが失われるのか、まったく予測が付きません。私の場合、10個以上ハードディスクを使ってきましたが、内蔵ディスク10個のうち、壊れたのは1度、外付けディスク5個のうち3度壊れました。保存ディスクは通常2年保証などがありますので、新品交換されます。

一般的なパソコンには、保存ディスクが1つしかありません。これが原因で様々な問題やデータ消失が起きます。詳しくは、別途。

 

→ 普通のパソコンではなぜダメなのか

 

 

 

大事なこと


  1. 撮影データはRAWデータにすること
  2. RAWデータは、オリジナルをそのままの状態で残すこと
  3. RAWデータのと同じフォルダに、XMPファイル(各画像編集情報)を保存すること
  4. 写真データは、1つのHDDに保存すること
  5. OSはCドライブ、写真データはDドライブ、バックアップはEドライブ。
  6. パソコンへのデータ保存は、ライトルームの「写真とビデオを読み込み」で行うこと
  7. ライトルームのカタログ(画像データを管理するデータ)は1つにすること
  8. カタログは、毎週バックアップをとること。
  9. カタログは、別のディスクにバックアップをとること

パソコンの保存ディスクは3個必要です。


Cドライブには、WindowsのOSとソフトウエアのみを保存します。

Dドライブに、写真データを保存します。2014年現在だと3TB(テラバイト)の3.5インチのハードディスクです。

Eドライブは「バックアップ用」として使います。


この3つの保存ディスクにすることで、確実にデータを保存し、作業処理の速度を何倍にも高速化することができます。


保存ディスクの構成


写真データは、3つ同じものを保存に管理します。

  1. オリジナル (D:ドライブ 「data_Photo」)
  2. バックアップ(E:ドライブ 「data_Photo_Backup」
  3. バックアップのバックアップ(F: 「data_Photo_Backup2」


 ちなみに、小さな2.5インチは遅くて価格が高いので、内蔵3.5インチ型をオススメします。外付け3.5インチは、放熱対策に問題あり壊れやすく、速度も遅く価格も高いのでオススメしません。



 過去に撮り溜めた画像データが、いくつもの保存ディスクで溜まっている場合は、以下の通りにしてください。


  1. D:ドライブに、全部「読み込み」する。
  2. 過去のドライブは、「バックアップのバックアップ」として保管する。
  3. または、別の用途で使う。旅行先でのバックアップなど。

★すべての画像は、ライトルームで一括管理することで、大きなメリットが有ります。