撮影した写真を人にみてもらうためにプリンターで印刷する場合、写真用紙が必要です。
【Lサイズの場合】
インク代とLサイズ写真用紙で、プリンターメーカー純正の定価だと40円近くします。
これは、実質7円程度まで抑えることができます。
エプソン純正、キャノン純正では 1600円代なのが、富士フィルムなら1200円代です。
互換インクは、別ページで説明したとおり、純正インクが高すぎるので互換カートリッジを購入する方法があります。さらに、自分で補充するインクを買えば、さらに節約することができます。
2014年9月14日調べ
フジフィルムの写真用紙は、どんな発色なのかは使ってみて実感してください。
ちなみに、キャノンのプリンタはキャノンの紙を、エプソンのプリンタはエプソンの紙を使用するのが基本です。
理由は、プリントのカラーマネジメントを勉強して下さい。キャノンはキャノンの紙で印刷する前提で「色管理」されています。エプソンも同じです。大きな違いは、キャノンはインクが染料系、エプソンは顔料系なので発色が違います。紙は白いものですが同じではありません。
とはいえ、大きな差があるわけではありません。
※カラープロファイルの設定も忘れずに。
【2Lサイズの場合】
2Lサイズは、少し割高になります。
キャノン 「光沢ゴールド」など安いグレードで十分です。
一番気に入っているのは、ILFORDの「イルフォードプレミアムサテンフォトペーパー」です。ヨドバシで380円で20枚。
半光沢の高級感のある紙で、日本のものよりかなり紙が薄いです。でも、しっかりしています。沢山印刷するとかさばるので、薄いほうがいいのです。
写真コンテストのための本気プリントなら
紙は、見栄えが良くなる高級なものを使って、インクも純正でという人も多いでしょう。それほど大差はないですが、やはり高いのは良い物です。
しかし、本気でやるなら富士フィルムのクリエイトに持ち込んで、手焼きプリントがあります。最初2Lでプリントして、明るさや色調整を指定して大判に伸ばします。
3回程訪問するので交通費も時間もかかります。最初の色指定は、自分でベストな色にプリンターで印刷した色見本を2Lで持ち込みます。
一枚数千円です。仕上がりは職人技なので、本当のプロ品質でプリントできる技術者がそのお店にいないと、適当にプリントして高額な料金を取られることになります。
もともと良い写真と取っていれば、少々プリントが安物でも判定の合否には関係ないと思うのですが、コンテストする側もビジネスなので高級プリントが優遇されることもあるでしょうね。
ちなみに、世界の標準はいまやプリントなどという古典的な募集はしていません。JPEG画像でウェブで入稿です。
写真はプリントしてゴールは、いまや日本だけの文化なのです。