ヒストグラムはどう使うか?


Q:ヒストグラムの使い方は?

 

花の撮影に限らず、撮影したらライブビューで画像を確認します。

自動露出モードでは必ず露出がバラつきます。明るすぎると「白飛び」暗すぎると「黒つぶれ」になるので、撮影したら確認が必要です。

 

露出が適正かどうかを確認する方法

 

  1. ライブニュー画面で表示して確認する。
  2. ライブビューの「輝度」ヒストグラムで確認する。
  3. ライブビューの「3原色」ヒストグラムで確認する。

 

1のライブビューで確認するひとは多いと思います。

つぎに、白飛びの意味がわかっている人は、2の輝度ヒストグラムで左右の山が振り切っていないかを確認します。

 

しかし、花を取る場合など、カラフルな被写体は色の3原色のRGB、赤、グリーン、ブルーのそれぞれで色飽和(白飛び)していないかを確認する必要があります。

 

 バラのような赤い花は、晴れた日は赤がヒストグラムの上限を超えやすいです。写真では赤がベタッとなり階調がなくなります。プリントするとインクがこぼれて滲んだようになります。

 

 森の葉を空に向いて透過光で撮影すると、緑色でこれが起こります。

 

 つまり、ヒストグラムの確認は「輝度」ではなく、「3原色」で行わなければ失敗するということです。

 

 もし、右に振りきっていたら、露出をマイナス補正して暗くします。

悩ましいのは、そうすると赤は調度よくても、緑がどす黒くなる場合があることです。

 

 こういう時には、「RAW現像」で赤以外の露出を少し持ち上げて調整します。