→ 今回は、大容量の保存ディスクを確保するために、外付けハードディスク3Tを購入して、接続設定をします。
→ 詳しい写真データ保存と管理のやりかたは次回以降に説明します。
→ メモリが2GB以下の場合は足りません。4GBに増設できればしましょう。
→ パソコンのハードディスクをSSDにすると、とても高速になります。
→ Windows 7よりも古い、Vistaでは今のカメラの現像ができません。Vistaの場合は、個別に販売しているWindows7をいれましょう。最新のWindows 8.1はおすすめできませんがなければ、しょうがないでしょう。
→ カメラセンサー、人の目、印刷した色など色にまつわる写真の勉強は次回以降におこないます。
この色管理は、写真のプロでもほとんど、認識のない人が多いです。
アマチュアカメラマンでもモニタの色管理をせずに、色調整などを行い、「ひどい色の写真」をつくっているひとが沢山います。
→ データバックアップは、オリジナルと別に2つを残すことが基本です。
→ ハードディスクは、突然壊れるものです。メーカーは新品交換してくれますが、写真は消えてなくなります。(私はすでに、2個こわれました)
→ DVDやCDで保存しているひとは、とても危険です。まず、5年がメーカーが保証する使用寿命です。表面のコーティングが劣化してデータが読めなくなります。
購入した新品のプリンタをパソコンに接続して写真をプリントするところまでやります。
→ モニタの色管理をきちんとすれば、実際のプリンタの色ズレが確認できます。
→ 写真自体の色は、現像によって仕上げる必要がります。好みの色仕上がりに近づける方法は、次回以降に勉強します。
※「夢幻撮法」は、光の空間をレンズでコントロールし、レンズ表現で絵画的な表現の写真をつくりだす撮影方法です。1980年台に写真作家の森田雅章氏によって発見されました。
【作品作りとレンズ表現】
特に重要な機材の一つ目は、レンズです。レンズには個性があり、それを生かす絵作りが必要です。俗には「クセ玉」と呼ばれ、欠点は多いが絶妙の表現が可能な能力を秘めています。
レンズ表現には、ピントとボケ、コントラスト、解像度、光の収差、レンズ校正など色々な要素があります。
私は、光で描く「芸術写真(Art photography)」のジャンルに関心の軸足がありますので、以下はその世界での視点で読んでください。
【印象派絵画と写真】
カメラとレンズは油絵絵画でいえば、筆と絵の具とキャンバスいえます。光は絵の具の顔料で、絵の具をキャンバス(フィルム、センサー)に運ぶための筆はレンズの光の通り道、そして細筆・太筆はボケをコントロールする絞りの役目。
水彩絵の具やクレヨンでは油絵のようには見えません。そして、その使い方も絵作りには大きな影響があります。したがって、作品作りには適切な機材が必要です。
作品作りにおいて、私が参考にしている印象派絵画のアーチストがいます。
特に、モネ(1840年生)、1874年の第一回印象派展(ナダール写真館で開催)やその後のゴッホ(1853年生)、ひまわり(1888年)たちの光と色のとらえ方に興味があります。
RGBの三原色やレンズ効果による空間認識方法、ホワイトバランス(モネの睡蓮・積み藁)など、極めて「写真的」だとおもいます。
もちろん、「現在の写真世界」とは別世界ですが、彼らは第一回パリ万博の開催された1889年以降の日本絵画に大きな影響を受けました。ゴッホのジャポネーズ、「夜のカフェテラス」。
印象は絵画の誕生には、近代的な写真機(屋外撮影、レンズ効果)と日本画浮世絵(色、構図、スーパーフラット)が大きなインパクトを与えました。
※フェルメール(1632年)はレンズ表現の元になったカメラオブスキュラとの関連においても「写真的」絵画の源流。ハイライト、斜光、コントラストなど。
このような歴史背景を知らないと、写真は印象は絵画とつながることはないでしょう。しかし、私にはその二つは共通点が見えます。
写真作品として歴史上で知られている絵画的な作品をひとつ紹介しておきます。
動画ではこの作品作りの本質が解説されています。
19世紀末のピクトリアリズム(絵画的写真、芸術写真)たとえば、英国のキャメロン(wiki)の作品があります。その後、絵画と決別した写真世界には、100年間も未開拓な写真の可能性があるとおもいます。
このような背景と視点から、私は自分の作品作りをしています。