EOS KISSなどの入門機を買った人に、どうしてキットレンズを買ったのかと聞くと、こんな答えがかえってくる。
レンズ選びは、とても難しい。しかし、レンズ選びはカメラボディよりも、絵作りに影響する。しかし、撮るもの(被写体)やその撮り方をわからないと、良いレンズは性能を作品づくりでは発揮しない。
しかし、キットレンズを購入するひとには、そんな期待もない。安いと思うから買う。本来の目的はそこではないはずなのに。
色が良かったり、ボケ味が良かったり。写真を学びたいひとは、そういう創造性の世界に憧れる。
(スポーツ写真家やストリート写真家はそうでもない人もいるかもしれないが)
でも、勘違いしないように。
キットレンズは、f値が4.5-8のような暗いレンズ。つまり、ボケない。絞りこまれた状態なので、初心者でもピントが合うレンズ。
きれいなグラデーション(階調)やボケ味は無視したレンズです。
では、どんなレンズが面白い絵が撮れるのかを知りたい人は、「レンズ選び」をみてください。
よく「プラナー 85mm f1.4」は、昔の銘玉であり、現在でも唯一無二のレンズだとおもう。
しかし、その銘玉という評判だけで、レンズを買ってみて写真をとっても、トンチンカンなコメントをするひとがいる。
マイナス評価の部分は、目的達成のための必要な仕様だということを理解しないと。
は、油絵のような絵作りには不可欠。現代のレンズとは、まったくの別物である。「オールドレンズ」がいまだに、7万円以上する。
日本の高性能レンズは、明るいくっきり、スッキリとした絵作りにはよい際立った個性がないのが、現代レンズの個性。中古レンズよりも安く買える新品高級レンズ。